天命
2021年、あけましておめでとうございます。
医療や専門知識のない自分でも容易に予想できた第三波に飲み込まれ
多くの人々が会いたい人に会えない、コロナの明けない新年を迎えました。
連日聞こえてくるニュースを耳にする度
来年も生きて新年を迎えているだろうかと、ひやりとした気持ちになります。
占星術によると、昨年末から今年にかけて
約200年ぶりの時代の転換期となり「風の時代」に入ったそうです。
何をして過ごそうと、一年は全ての生物に等しく365日。
逃げようと、立ち向かおうと、きっと軽蔑も感謝も無い。
どうしたいのか、何をすべきか自問を繰り返して、
いまを生きていく自分自身の使い方を見つけたいと思います。

現在進行形で最前線に立ち続けて下さっている、医療や、暮らしに欠かせない職業従事者の全ての人々に感謝致します。
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by dtworks
| 2021-01-02 09:03
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一粒の麦
『一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯(ただ)一つにて在らん、
もし死なば、多くの果(み)を結ぶべし。』ヨハネ伝
三浦綾子の著書「塩苅峠」の冒頭に書かれている言葉です。
この小説は、暴走列車を止めるため自分の体を投げ出した
実在の人物をモデルに描かれたもので、
高校生だった私が読んだ、今でも忘れられない本のひとつです。
先日亡くなって一年となる、
中村哲さんの事がいくつかのメディアで取り上げられ
(取扱うメディアの少なさに、今の日本を案じました)
その中にこの言葉が使われていました。
一年が経ち、
その人の残したものの大きさに心を掴まれながらも
コロナ禍に流されたまま
唯々反省ばかりの日々を送って来ました。
『誰もがそこへ行かないから、我々がゆく。
誰もしないから、我々がする』(中村医師オフィシャルサイトより)
「行動で示せ」「行動しか信じない」
と息子さんは常々言われていたそうです。
どんな大きな大義も大志も「行動」が伴わなければ
無いのと同じ。
厳しくて、正しくて、強い。
身震いするほどの人生を見せてくれた人が
同じ時代に生きていたことを、忘れません。
ないから、我々がする
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| 2020-12-14 08:47
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仕事とは
仕事とは?と聞かれると
今の日本では多くの人が生活(お金)のため…と答えると思います。
自分にとって仕事とは?
好きな脚本家のエッセイを読んで今更ながら考えてみました。
収録が始まると、技術の人も効果の人も出演者も演出家も真剣で、
大人が大真面目に何かをつくるのを初めて見て驚いた。
十年の間OLをやってきた私にとって
仕事とは、ミスをしないこと、遠く処理をすることだった。
なのに彼らは、何回も何回も撮りなおす。
今できる最高を求めて、
それぞれがありったけの能力を絞り出していた。
そうか、これが仕事か、と私の中で一挙に何かが崩れ落ちた。
木皿泉著「二度寝で茶番/初めての仕事より」
まず、この件を読んで
幸せな現場だなとうらやましく思いました。
確かに脚本家は、それだけではドラマや映画が成り立たず
最終的なお客様に届けることが出来ない…。
そう考えると、企画をつくる自分の仕事も同じだなと。
でも、現場で同じ熱量の人たちと一緒に何かを作り上げる仕事は
きっと確実に何かを残すことができるはず。
幸せな居場所だろうなと感じます。
さて、私にとって仕事とは
生活と自分自身の中身を豊かにするもの…でしょうか?
上記のエッセイには、更に印象的な言葉が綴られていました。
「こんなもんで、ええねん」と戦っていく。
(プロデューサーなどの制作側との闘いのことです)
ずっと、自分に正直に「幸せな仕事」を作り続けたい…です。
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| 2020-10-30 09:25
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持続可能な精神
平時とは言えないコロナ禍に入って半年以上が経ち
多少の疲れと慣れの中
自分自身でも意識の変化のようなものがありながら
できるだけ心をフラットに…世の中を眺めてみています。
近頃特に気になったのが
レジ袋有料化にともなって、
スーパーの専用かごの持ち去りがものすごい数で横行していること
かごの持ち去りは日本人のモラルの低下が顕著になった証拠で、
個人的な視点でいうと
自宅マンションの中でもすれ違う住民の方が挨拶を返さないなと…。
こちらが挨拶をして黙っている人は少なかったのですが
そういう小さな変化が(上記に)直結しているような気がしています。
海外に目を向けても、悪化する国家間の摩擦や人種差別など…
こんなに、テクノロジーが進んだ社会になっても
一番進化していないのは人間なのだと認めざるを得ません。
終わりの見えない霧のかかった世の中で自分にできること。
ただ粛々と
挨拶を笑顔で交わす、脱いだ履物をそろえる
なまった体をゆるーく(しかできないので)動かして、
時々好きなものを食べる
そして、必要とされる場所でしっかりと仕事ができるように
持続可能な精神を少しずつ少しずつ養い続けるだけです。
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by dtworks
| 2020-09-20 15:51
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一隅を照らす
無事に精霊流しも終わり、
ようやく夏も少しずつ移り行くようでほっとしています。
お盆は故人を迎える日本の行事ですが
どんな無名の人にも
その人が生きてきたルーツがあって
暮らした土地、やっていた仕事、後に続く子供たち…。
一年に一度、家族や大切な誰かを振り返る良い慣習だと思います。
生きているとき
どんな仕事をしたかで人に与える影響の深さは違います。
世の中がコロナ禍になってもやはり、願うことは同じで
この仕事で関わった目の前のひとりが、
瞬間ではなくできるだけ長く幸せになってくれること。
そして「一隅を照らす人」になって次の誰かを幸せにしてくれると
うれしいです。
※「一隅を照らす」は中村哲さんが好きだった言葉だそうです。
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by dtworks
| 2020-08-25 17:17
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by dtworks
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