「二十歳の原点」
今日は「成人の日」ですが、関東地方では大雪となったようですね。
今の成人式は、「行政がやってくれる同窓会」みたいなもので、
この儀式の意味も、本来のものとは変わってきているような気がします。
「二十歳の原点」で高野悦子が成人式の日(1969年1月15日)に書いた
「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」という一説があるのですが、
これを読むと学生運動の真っただ中、政治に疑問を持ち、反旗を挙げ戦った時代でさえ
二十歳という年齢はまだまだ精神的に不安定だったんだな…と感じます。
一方、「放浪記」の林芙美子は、子供の頃から各地を転々とし、常に貧困・餓えの日常を過ごし、
作家として大成した後に「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき…」と書いています。
この両者の作品を比べてみると、
前者は、良い大学に入って生活にはなんの苦労もないのに満たされず死を選び、
後者は、死にたい死にたいと言いながら、どこか明るく生きる強さにあふれているのが印象的です。
今の自分から、二十歳の自分に何かアドバイスが出来るとしたら
どんな言葉をかけるかな…と考えています。皆さんなら、どんな言葉をかけますか?
今の成人式は、「行政がやってくれる同窓会」みたいなもので、
この儀式の意味も、本来のものとは変わってきているような気がします。
「二十歳の原点」で高野悦子が成人式の日(1969年1月15日)に書いた
「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」という一説があるのですが、
これを読むと学生運動の真っただ中、政治に疑問を持ち、反旗を挙げ戦った時代でさえ
二十歳という年齢はまだまだ精神的に不安定だったんだな…と感じます。
一方、「放浪記」の林芙美子は、子供の頃から各地を転々とし、常に貧困・餓えの日常を過ごし、
作家として大成した後に「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき…」と書いています。
この両者の作品を比べてみると、
前者は、良い大学に入って生活にはなんの苦労もないのに満たされず死を選び、
後者は、死にたい死にたいと言いながら、どこか明るく生きる強さにあふれているのが印象的です。
今の自分から、二十歳の自分に何かアドバイスが出来るとしたら
どんな言葉をかけるかな…と考えています。皆さんなら、どんな言葉をかけますか?
by dtworks
| 2013-01-14 22:18
| 映画と本の話
|
Trackback
|
Comments(0)
ドットワークスは企画とコンサルティングの会社です
by dtworks
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
カテゴリ
全体事業報告
つれづれ
トレンド情報
映画と本の話
未分類
最新の記事
道標 |
at 2024-04-29 09:36 |
歳月 |
at 2023-04-17 19:11 |
強い心 |
at 2023-03-28 19:32 |
素直 |
at 2023-01-06 15:30 |
心に効く料理 |
at 2022-06-09 00:10 |
外部リンク
記事ランキング
画像一覧
以前の記事
2024年 04月2023年 04月
2023年 03月
2023年 01月
2022年 06月
2022年 01月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 08月
2021年 06月
more...