古き良き
5月の後半、緊急事態宣言は解除されたもののコロナ禍は続いています。
(首都圏は未解除都市もまだあります)
外出自粛、流石に自宅でできるルーティンも何週目…という状況になり、
昔買った本や撮り溜めしたドラマや映画を見直しています。
意識的に…ではないのですが、明治・大正・昭和…
当時の日本人の暮らしにフォーカスして再認識することが多くありました。
そのタイミングで、テレビによく出るコメンテーターのM氏が書かれていた
ある雑誌の記事に目が留まり、とても共感を覚えたのでご紹介します。
失礼ながら、M氏に対しては仕事の中で知った企業や地方再生の成功事例を
さも自分がアイデアを持っていたかのように話す多くの専門家もどき
…的なものが垣間見えて胡散臭いと思っていたので、あれ?という感じでした。
(本当に失礼、すみません(笑))
その文章はマハトマ・ガンジーが唱えた経済理論の実践についての提言で、
このコロナの時代こそ見直すべきと書かれていました。
(これから多くのテレビなどでお話されることと思います)
現代では当たり前になった、
地方の特産品の多くを首都圏に常設で売ることや、大きな企業の誘致などではなく、
地方では小規模のコミュニティの活性化が最適だというもの。
この数年、アドバイザーとして定期訪問している地域で特に提唱してきた事です。
半径数キロ~数十キロで回る経済。
昔の商店街では、食材に詳しい専門家(八百屋、魚屋、お肉屋さんなど)が居て、
近所で採れた鮮度の高いものを売り、
消費者は自前の買い物かごを持ってごみも少なく、
重いものは数キロ先の自宅まで届けてくれるお米屋さんがいて…。
端から端を何往復もして、買ったり、食べたり、眺めたり…
ショッピングモールであり、小さなテーマパークでもあった商店街が賑わった時代。
モノが多いこと、たくさん持っていることだけが豊かなのではないと、
このコロナで再認識させられた人々も多いはず。
貧困や格差をなくすための策を考え抜いた末にたどり着いたガンジーの経済学にあるのは
昔、多くの日本人が持っていた「(自分次第で)明日は良くなる」と思える未来。
人が、人生で一番幸せなのは「希望」が胸にあること、だと私は思います。
強制的な自宅待機の時間がある今、
ひとりひとり、じっくり考えてみても良いのではないでしょうか
by dtworks
| 2020-05-19 09:47
| つれづれ
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by dtworks
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